Our Thought私たちの想い

2023年12月、「ろく舎の杜」は開設されました。
高齢者や障がい者が住み慣れた地域で、自分らしく暮らしていくために社会福祉法人ろく舎では新たな共生型福祉施設を設立しました。

高齢者と障がい者が共に輝く共生社会の実現に向けて

社会福祉法人ろく舎は、「人生が終わるまで地域の中で地域と共にその人らしい
人生を生きていただきたい」という理念を掲げ、高齢者や障がい者向け住宅の管理と
生活支援事業を展開してきました。
この理念に基づき、通所(デイサービス)と住宅施設を併設し、高齢者と障がいを持っている方が
共に活動できる場として、新たな共生型福祉施設「ろく舎の杜」を設立しました。

「ろく舎の杜」設立の背景

近年、札幌市内における生活困窮者の増加が深刻化しています。2023年現在、常住人口に対して36%が生活保護受給者と
なっており、区別でみると、ろく舎の杜がある白石区では54%とかなり高い割合となっています。
新型コロナウイルスの影響や高齢人口の増加を鑑みると、将来的には生活困窮者も増加していくことが予想されます。
特に、高齢者や障がい者を理由とした生活困難者や生活保護受給者にとって、地域の中で自分らしく暮らしていくためには住まいの確保が不可欠です。

社会福祉法人ろく舎は、これまで培ってきた事業スキームを活かし、
低所得者を中心に高齢者・障がい者を分け隔てなく住まいを提供できる場として、ろく舎の杜を設立するに至りました。
低額の有料老人ホームと無料低額宿泊所を整備し、入居者を支えるサービスとして、訪問介護事業・通所介護事業を併せた複合型の事業を展開します。

高齢者と障がいを持っている方が共に活動する
共生型プログラム

世代や障がいの壁を超えた交流を通して、多様性を尊重し、共生社会の重要性を学ぶ機会を提供します。

個々のニーズに合わせた柔軟な支援体制

専門スタッフによる個別支援はもちろん、利用者同士の支え合いを促進する環境作りにも力を入れています。

地域との繋がりを大切にした運営

地域住民の方々との交流イベントやボランティア活動などを通じて、地域社会との繋がりを深め、共生社会の実現を目指しています。

私たちは、「ろく舎の杜」が単なる福祉施設ではなく、共生社会の実現に向けた社会実験の場となることを期待しています。
高齢者と障がいを持っている方が共に活動することで、お互いの可能性を引き出し自分らしく輝くことができる社会の実現を目指します。